書きもの日和。

ぴよこむしの徒然雑記です ひよこむしだったこともあります 心惹かれるコンテンツ、テレビ番組の感想考察や日常のちょっとした話など 当ブログにはプロモーションが含まれています X:@o_piyokomushi

脳梗塞を疑われて救急病院にかかった話【前編】

こんにちは。先日自転車にぶつかられたぴよこむしです。家の建物の敷地を一歩出たところで右側から自転車が走ってきて、出会い頭に衝突したのです。そんなことあるんですね。痛かったです。体の右サイド、ふくらはぎや太もものあたりが特に。だから車輪がそのへんにダメージを与えていたのでしょう。

 

で、それから二、三日ほどで右半身の痛みが引いていきまして、今回のちょっとした交通事故事件も収束を迎えようかという予感が芽生えた頃、筆者はふと気がついたのです。そういえば体の左側(主に手足)にしびれと熱感があるなあと。

 

右半身の痛みに気を取られていたので、いつから痺れや熱っぽさが出ていたのかは定かではないのですが、実は事故直後からそうだったのかもしれないし、時間差で表れた症状だったかもわかりません。

 

しびれって、ちょっとこわいよなあ。

 

右からの痛みしか自覚していなかった頃はなんとなくそっと日常生活を送っていた筆者でしたが、左からの訴えに気づくとそのように一抹の不安にかられました。だって自分は医学の知識なんかないもの。これが放置不可なやつかどうかなんて判断できないし。

 

そして事故があった週の週末の深夜、筆者はいよいよ行動を起こします。世話になっている生命保険会社の開設している健康相談ができる窓口に電話をしてみたのです。24時間かけてよいことになっているので、基本的には休日でも夜間でも問い合わせOKなのです。「なんで右側からの衝撃で左半身にしびれなどが出るのか?」という個人的な疑問をひっさげて、いざコール!

 

この電話のポイントはおよそ以下のとおりです。

 

・保険加入者である確認のため、保険証券の番号を聞かれる

→保険証券を用意しておくとスムーズです。電話番号や生年月日など個人情報の組み合わせで本人確認いただくこともできると思います。

 

・身体的な相談か精神的な相談かを確認され、対応担当者につながる仕組み

→身体的な相談、と答えると、担当者から電話を折り返すと言われました。窓口の担当者がみなさま対応中だったようです。ド深夜だと精神的な相談が増えたりするのかな、などど想像しつつ連絡を待っていると、思ったより時間を置かずに電話が入りました。

 

お電話をくれたのは看護師のかたでした。筆者は事故からしびれが出るまでの流れを説明し、左半身の謎に迫りました。すると、思いもよらない回答が返ってきたのです。

 

曰く、整形外科的なことも考えられるが、左半身のしびれは脳梗塞の疑いがある。すぐにでも脳の検査を受けた方が良い。と。

 

いやいやいやまさかそんなことある?

 

筆者は即座に信じることができませんでした。脳梗塞だなんて、あまりに突然のワードでしたから。相手は看護師さんで自分より知識や経験があるかたなのに、素直に応じられないくらいには動揺していたのでしょう。

 

さて、指示に従うためには休日深夜の救急外来にかからなければいけません。自分なんぞがこんな時間にのこのこ病院に行っていいものだろうか。自覚症状のない筆者には、とてもハードルの高いことに感じられました。

 

そこで筆者は、♯7119に改めて聞いてみることにしました。救急車を呼ぶべきか、すぐ病院に行くべきか、などを専門家に相談できるダイヤルで、筆者の居住地域ではこのサービス(救急安心センター事業、というそうです)が運用されていました。

 

この♯7119への電話のポイントはおよそ以下のとおりです。

 

・本当に救急案件か聞かれる(事務的)

→暗に救急にかかるほどではない案件ではないか確認されます。ぶっちゃけ気持ちはわかります。一分一秒を争うような容体の患者さんだっていますから、救急車をタクシーがわりに使おうとするような人に割いてる時間などないのだ、ということでしょう。だから筆者も検討をすら躊躇したわけですが、直前の電話で看護師さんの指示をいただいたというれっきとした理由がありましたので、きちんと事情を伝えました。

 

結果、こちらも看護師さんが電話対応してくれることになり、なんと同様に「病院を紹介するから今すぐ脳の検査をしてもらいなさい」という話になったのです。

 

えらいことになりました。もはや右打撃からの左しびれの謎とか、そういう次元ではなくなっています。

紹介病院の情報は電話口で5箇所分の音声データを流してもらう形でした。担当者との会話が終わった後につながる仕組みです。事前に直接病院へ問い合わせて許可を得てから行くように指示されましたので、そのとおりにしました。

 

この病院への電話のポイントはおよそ以下のとおりです。

 

・本当に救急案件か聞かれる(塩対応)

これは人によるかもしれないのですが、筆者が電話で話した担当者さん(受付からつながりました。またも看護師さんでした)は「もし緊急性がなかったら7700円の支払が生じるが?」という主旨のことを、ふるいにかけるような口調でおっしゃいました。

のちに病院にかかったとき重ねて伝えられるのですが、これは時間外選定療養費と呼ばれるもの。緊急性を認めない患者の受診が現場に影響を及ぼしているため、これを改善するための特別徴収金らしいです。不要不急の患者の影響は、119番だけでなく病院でも起きているのでしょう。あらかじめ妥当性の薄い患者の来院を牽制するためにスタッフさんは塩対応しているのかな、と筆者は考えます。

 

それでも筆者には看護師さん二人分の判断根拠がありましたから、もはや迷いはなくなっています。こういう事情で伺いたいです、と電話口の看護師さんに伝えると、受け入れてくれることになりました。

 

それはとある土曜日の深夜、日付変わって日曜午前のことでした。筆者はとるもとりあえず最小限の身支度をし、真っ暗な夜の町へ足を踏み出しました。

 

 



はい。症状が出てから問い合わせるまで、最初に看護師さんの指示を聞いてから家を出るまで、それぞれやや時間を要していましたね。筆者の場合はこんな感じになってしまいましたが、症状と最適な対処法はケースバイケースですから、何かお困りの際には直ちに医療関係者様のご指示を仰ぐことを推奨いたします。当記事での対処はどうかご参考までに。

 

そしてこのお話の続き、深夜の病院へ赴いた筆者のその後については【後編】にて書きたいと思います。