こんにちは。転職経験多めのぴよこむしです。4月に今更ですやんと思われるかもしれませんが、本日OAのテレビ東京系「誰でも考えたくなる「正解の無いクイズ」」のお題が「就職面接で「こいつできる」と思われる最後の逆質問」だったので、今回はこれについて1記事書いてみます。
本題に入る前に番組の趣旨を少々。この番組は、正解の無いクイズを各界の天才、奇才、変人と共に考え、正解っぽい解答「カルマルアンサー」を導き出すクイズ番組です。呂布カルマさん、Aマッソ加納さん、相席スタート山添さんの三人が顔だけ映りながら進行。15分でその日の答えが決まっていく形式になっています。
番組HP
https://www.tv-tokyo.co.jp/seikainonaiquiz/
スペシャル回だと全国放送にのるんだけど、通常回はそうじゃないみたい。もっとたくさんの人に知ってほしい興味深くて楽しい番組です。
で、就職面接最後の逆質問。雰囲気を出すために回答者さんたちの答えをざっと書いてみますね。
宇宙飛行士・山崎直子さん
御社の好きなところややりがいを教えてください
天才AIエンジニア・安野貴博さん
御社以外の会社が反対するけど御社だけが信じている考え方はありますか?
人工知能Gemini2.0
今回の採用基準と御社の中期経営計画の関係性を教えてください
お笑い界の奇才・岩崎う大さん
この辺で一番美味い店どこですか?
ダウ90000・蓮見翔さん
いつもこんな長いんですか?
世界が認めた天才・成田悠輔さん
質問はありません
トム・ブラウン布川ひろきさん
みなさんは入社何年目でその役職までいったんですか?
あと和田ラヂヲさんがイラスト付きで答えてくれてたんですが、すみませんうっかり忘れました。カルマルアンサーがフリップに描いた和田さんのイラストのキャラにう大さんの回答を喋らせるっている形になったので、ラヂヲさんの元回答が脳内で上書きされてしまいまして。ほんとすみません。
で、私が書きたかったのは。
山崎直子さんのやつは実際私面接で繰り出したことがあったんですね。だいぶ前のことですが、誰に聞くでもなくどこで調べるでもなく「どんなことをやりがいと思われますか?」みたいな聞き方だったかと思いますが聞いてみた。その結果どうなったかといいますと。
いやあまいったね、という苦笑かたがたな雰囲気になって、面接官のかたが一人ずつ答えてくれました。もらった答えは残念ながら現在全く覚えてないんですが、あんまり悪い空気にはなりませんでした。そしてその後、私はその会社に採用されました。そのときはほかにも何人も面接参加者がいて、なんかあんまり私以外に積極的に発言する人がいなくて、この最後の質問が決め手になったかはわかりませんでしたが、とにかく私はその会社で働くことになりました。
その数年後、私はそこの会社を辞めることになるんですけどね。
お話は続きます。次の転職活動でまた採用面接を受けることになった私は、また別の会社で「どんなことをやりがいと思われますか?」を繰り出してみました。前回うまくいったので踏襲したのです。このときは受ける側は私一人でしたのでライバル的な人は他にいませんでした。すると面接官からこんな返事が返ってきました。
「あなたは何か迷ってらっしゃるように見える」
はい、このときはうまくいかず不採用となりました。私の本質は大幅に様変わりすることはありません。前回と明確に異なっていたのは年齢です。
最初うまくいったときは20代半ばくらい、うまくいかなかったときは20代後半くらいの年でした。たしかに、そこそこ社会人経験をしているはずの人がやりがい探しをしているというのもイタイ状態だったかもしれません。
ですから、どんなに正解っぽい質問ができたとしても、その時の自分自身の状態にそぐわなければ不正解になっちゃうんですね。会社や面接官との相性もありますけども。
面白いもので、うまくいったときの面接官の言葉は覚えていないのに、しくじったときの面接官の言葉ははっきり思い出せるんですよ。不採用後しばらくはつまらないトラウマでしたが、そのうちいい気づきをもらったなあと受け止めるようになれましたので、その後いろいろあって今日(こんにち)のわたくしめがおります。たまたま今日はオフでしたけどね。
回答者さんたちの答えは、答えだけ見るとちょっと不思議かもしれませんが、番組ではひとつひとつちゃんと意味を説明してくれているのでそれもまた興味深いんですね。今回のやつだと、個人的には安野さんに一票かな。無理矢理質問しないという成田さんのもクレバーかも。
今回はけっこう硬派でしたけど、番組のお題も回によって様々で、回答者さんもたくさんいて誰が出てくるかはわからないので、その掛け合わせもまた一興です。
といった素敵な番組ではありますが、私の面接経験はまさに正解の無いクイズでした。就職面接の絶対的正解があるなら教えてほしいですね。