書きもの日和。

ぴよこむしの徒然雑記です ひよこむしだったこともあります

マカロニの罠 とかく料理?は難しい

 スーパーへお買い物に行くと、つい空っぽになっている棚に目が行ってしまいます。個人的にはパスタのコーナーが壊滅的だったのがインパクト大でして、買い出しの際ついパスタの棚の在庫を見てしまうようになりました。よほどパスタを好んで作っていたわけでもないのですが、消費者心理というのは不思議なものです。

 それで、のぞくようになって、いわゆるスパゲッティよりマカロニの方が置いてあることが多いと気づきました。あくまで私の行動半径の場合の話ですよ。で、パスタソースが置いてあったタイミングでペンネタイプのマカロニをセットで買ってみました。 

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こういうパスタ、ペンネ

 購入したパスタソースはトマト系で2回分入り、パスタ100gに対して1回分を使い切るよう指示されていました。ペンネの方は250g入でしたので、125gずつ2回使うことにしました。分量的には薄味になる設計ですが、味見して足りなければそのときに別の調味料で調整すればよいのです。

 それで2回作ってみたのですが。

 やってみて、やっちまったなあと思ったのがマカロニの量。私ははかりを持っていません。それで1回目、ざっくり目分量で半分くらいを使ったところ、2回目の方が明らかに多くなってしまいました。それも2回目を茹で上げて盛り付ける段になるまで気づかなかったのです。1回目は少なかったんだと、ここまできてようやく理解しました。そういえば1回目はだいぶしっかりした味わいでしたから、それが製品(ソース)の性格によるものではなく、私の作り方による結果だったのだと判明した格好です。

 お菓子作りや、初めてのレシピを試すときなんかは、特に材料の分量は大切です。それはわかっていたのですが、まさかパスタを茹でてソースを絡めるだけの料理?にここまでやられるとは思わず、私は山盛りの器を前に当惑してしまいました。

 結局食べきれず、次の食事で残りを消化することになりました。毎度こんな感じだとお食事の楽しさが損なわれてしまいます。そこで、今後同じようにパスタを調理するとき、どうにかしてはかりを使わず、もっと精度よく2回分を分ける方法を考えました。

 調理前に二つの器を用意し、マカロニを半分ずつ入れてみるのです。

 簡単なことです。2回目分を袋から出さずに残したから「かさ」を見誤ったのです。同じ条件で並べれば比較しやすい、それだけのことです。ただ単にそこまでの手間をかけるのが面倒なんですよね。2回目の分をパッケージに戻し入れる手間がかかりますし、この作業によって2回目分の製品品質は半分以上自己責任になりますけれど、2食連続マカロニごはんのリスクはこれで回避できます。正にはかりにかけたというわけですね。

 そういえば冷凍チャーハンを2回に分けて食べることがたまにあります。こちらも袋から目分量で半分ずつ使うのですが、たいがい2回目の方が多めに残ります。ただこれまで割合として分量の大差がつかずにここまできたものですから、今回なんとなくなめてかかってしまったのです。

 それらを合わせて考察してみたのですが、おそらく私は1回目で使い過ぎて2回目分が足りなくなるのを恐れているのです。守りに入っているのでしょう。思い切りよく使って足りなくなっちゃった方が、後半余らせるよりは気持ちのしこりが少ない気もするんですけどね。とかく料理は難しい、です。