書きもの日和。

ぴよこむしの徒然雑記です ひよこむしだったこともあります

対人も対物も 関係性はちゃんと維持しよう

 DVDプレイヤー氏の機嫌を損ねてしまったようです。我が家のプレイヤーのお話。

 そうそうしょっちゅう見るわけではないんですが、最近久しぶりに再生したときに、本体の電源ボタンの効きが悪くなっていることに気づきました。押してもスイッチが入らないのです。それで、再生ボタンとか、ディスクトレイの開閉ボタンとかも押してみたのですが、こちらも無反応。あれれ。

 接触不良かな、ととりあえずコンセントの抜き差しなどをしてみたのですが、改善しない。なぜかリモコンから操作すると作動するので、継続登板してもらってはいます。

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こういう機器はトレイのスライド具合もガタつきがち


 そういえば。

 自動車も時々運転してあげないとよくないんですよね。自転車だってそう。「タイヤの空気が偏るからちゃんと乗ってあげて」と自転車屋さんに言われたこともあります。無知な私はしばらくぶりに置きっぱなしだった自転車に乗り、タイヤがガタついてパンクしたと思い込み、訪れた自転車屋さんで事実を知って驚いたものです。

 

 というわけで教訓。

 当たり前の関係を維持したいなら、相手との交流を怠ってはいけません。

 

 こちらの都合で疎遠になっておいて、いざ用事ができたから元のテンションで付き合え、と言うのはむしのいい話ですよね。そういうことです。

 これ以上関係を悪化させないため、本日2本目のDVDを再生し始めました。オーダーは「秘密結社鷹の爪THEMOVIE~総統は二度死ぬ~」。久々のコフィー楽しい。

 

 

 ※2020.5.26追記

 今日はDVDプレーヤー本体のトレイ開閉ボタンが反応してくれました。よし。

 

マカロニの罠 とかく料理?は難しい

 スーパーへお買い物に行くと、つい空っぽになっている棚に目が行ってしまいます。個人的にはパスタのコーナーが壊滅的だったのがインパクト大でして、買い出しの際ついパスタの棚の在庫を見てしまうようになりました。よほどパスタを好んで作っていたわけでもないのですが、消費者心理というのは不思議なものです。

 それで、のぞくようになって、いわゆるスパゲッティよりマカロニの方が置いてあることが多いと気づきました。あくまで私の行動半径の場合の話ですよ。で、パスタソースが置いてあったタイミングでペンネタイプのマカロニをセットで買ってみました。 

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こういうパスタ、ペンネ

 購入したパスタソースはトマト系で2回分入り、パスタ100gに対して1回分を使い切るよう指示されていました。ペンネの方は250g入でしたので、125gずつ2回使うことにしました。分量的には薄味になる設計ですが、味見して足りなければそのときに別の調味料で調整すればよいのです。

 それで2回作ってみたのですが。

 やってみて、やっちまったなあと思ったのがマカロニの量。私ははかりを持っていません。それで1回目、ざっくり目分量で半分くらいを使ったところ、2回目の方が明らかに多くなってしまいました。それも2回目を茹で上げて盛り付ける段になるまで気づかなかったのです。1回目は少なかったんだと、ここまできてようやく理解しました。そういえば1回目はだいぶしっかりした味わいでしたから、それが製品(ソース)の性格によるものではなく、私の作り方による結果だったのだと判明した格好です。

 お菓子作りや、初めてのレシピを試すときなんかは、特に材料の分量は大切です。それはわかっていたのですが、まさかパスタを茹でてソースを絡めるだけの料理?にここまでやられるとは思わず、私は山盛りの器を前に当惑してしまいました。

 結局食べきれず、次の食事で残りを消化することになりました。毎度こんな感じだとお食事の楽しさが損なわれてしまいます。そこで、今後同じようにパスタを調理するとき、どうにかしてはかりを使わず、もっと精度よく2回分を分ける方法を考えました。

 調理前に二つの器を用意し、マカロニを半分ずつ入れてみるのです。

 簡単なことです。2回目分を袋から出さずに残したから「かさ」を見誤ったのです。同じ条件で並べれば比較しやすい、それだけのことです。ただ単にそこまでの手間をかけるのが面倒なんですよね。2回目の分をパッケージに戻し入れる手間がかかりますし、この作業によって2回目分の製品品質は半分以上自己責任になりますけれど、2食連続マカロニごはんのリスクはこれで回避できます。正にはかりにかけたというわけですね。

 そういえば冷凍チャーハンを2回に分けて食べることがたまにあります。こちらも袋から目分量で半分ずつ使うのですが、たいがい2回目の方が多めに残ります。ただこれまで割合として分量の大差がつかずにここまできたものですから、今回なんとなくなめてかかってしまったのです。

 それらを合わせて考察してみたのですが、おそらく私は1回目で使い過ぎて2回目分が足りなくなるのを恐れているのです。守りに入っているのでしょう。思い切りよく使って足りなくなっちゃった方が、後半余らせるよりは気持ちのしこりが少ない気もするんですけどね。とかく料理は難しい、です。

  

逆転劇は劣勢の後だからこそ

 バンカーからのチップインバーディー。

 かつて15歳の石川遼選手が華々しくその名を轟かせた名場面を、今日報道ステーションが流してくれました。2007年5月20日のことだったそうです。

 

 その当時のこと。勤め先で、よくよく絡んでくれる(というか絡んでくる?)上司の男性がいました。私はけれど、その交流を決して嫌だとは思いませんでしたので、たとえ業務が立て込んでいたとしても、比較的自然に会話を受け止めることができたように思います。いつものように、そのアマチュア優勝の話も向こうから振られて始まりました。私はそのときある種のコミュニケーションとして、

 

「すごかったですよね、あのチップインバーディー!」

 

 と軽く盛り上がってみました。

 すると上司は楽しそうに笑いながら、

 

「チップインってことはね、その手前のアプローチを失敗してるんだよ」

 

 と教えてくれました。

 ゴルフを知っている人にとってみれば当たり前のことなのでしょうが、私にとってはちょっとした目からうろこでした。そのままで終わらなかったから彼は飛躍できたんですね。

 

 その上司はやがて退職してしまうのですが、この人は高校野球の大ファンで、とりわけ地元の高校を贔屓にしていました。チームの学生さんとコンタクトを取り、試合を見に行くぐらいに、です。

 2020年5月20日高校野球の開催中止が決まった今日にあって、そんなかつての上司のことがより色濃く思い出されました。

 

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あのやかましいサイレンも今年は聞けない

 

 逆境でも、負けない気持ち。みんなが今持っていたいものですよね。

 元気でいてくれたらいいな。私も元気でいなければ。そう思いました。

 

 

 2020.6.10 追記

 甲子園での交流試合が開催されることになりましたね。

 何かと制約は入りますが、この夏の印象は確実に変わったはず。

 みんな、がんばれ!

 

よく覚えてないのによく覚えてるドラマ

 テレビの再放送が増えてきました。
 新型コロナウィルスの影響で番組収録自体が極めて困難になってきていることの顕れですね。
 あの番組また放送してくれないかな、そんなふうに何かを期待しているかたは私以外にもいらっしゃるんじゃないでしょうか。
 
 さて、そんなさなかにあってふと思い出した過去の番組があります。
 「さよなら五つのカプチーノ」というドラマです。
 

  

 かつてNHKで放送された作品です。
 事情も背景もバラバラの5人の男女が夜、とあるファミレスで居合わせ、ひょんなことから大金の強奪計画を立て始める。といったようなお話です。
 
 と、自分で今記してみて驚きました。このように書いてしまうと、あたかも伊坂幸太郎あたりが見事にさばきそうな、ちょっとした痛快コメディみたいに見えてしまうからです。この作品の佇まいはそういうハチャメチャな感じではありません。ではありません、と断言してしまうと語弊があるかもしれないのですが、なんというかもう少し動より静を感じます。
 
 不思議なことに、私はこの作品のキャストをほとんど覚えていませんでした。上記アーカイブスを見て、こんなだったんだっけと感じたくらいです。
 また、実際には1回完結しているようですが、私は勝手に前後編とか、2、3回シリーズだったような気がしていました。たいへん失礼な話かもしれませんが、事実です。
 
 それなのに。
 
 私は「さよなら五つのカプチーノ」というタイトルをはっきりと覚えていました。
 そしてまた、その映像作品が伴っていた空気感を思い出せるのです。
 
 おそらく当時の私が、物語そのものの気配によっぽど気を取られていたのだと思います。だから決して演者の皆様を軽んじているのではありません。むしろ演者の皆様が作品にドンピシャだったからこそ、また現場を支える皆様が絶妙だったからこそ、それだけ物語そのものにのめり込むことができたんじゃないかと思うのです。
 
 宮本信子さん。伊武雅刀さん。稲垣吾郎さん。鈴木砂羽さん。金田龍之介さん。
 そして大杉漣さん。他たくさんの役者さんとスタッフのみなさん。
 心からの敬意を表します。
 
 白状しますと。
 
 私は再放送を望む前にまず、この作品の原作本が読みたくなりました。じっくり物語をたどってみたくなったのです。それで調べてみて、またもや驚きました。
 
 この作品には原作本が存在しないようなのです。
 すなわち、テレビオリジナル作品ということ。
 
 なんだか勝手に原作の小説があるような気がしていました。
 その事実にたどり着いただけでも収穫です。…収穫ですとも。
 そして思考はループし… 
 
 よく覚えていないくせに、よく覚えている。
 もう一度見たいな。と思ったのはだからです。
 
 淡い期待をしながら、私はその日が来るのを待っています。
 

屁理屈だらけの行動理念

 もっぱらインドア派の私ですが、外出自粛、と言われるとつい出かけたくなってしまいます。だめだと言われると逆にやりたくなる、というのはなぜなのでしょう。別に意識していなければ気にしなくて済んだのに、制約を押し付けられて窮屈を覚える、そんな感じですかね。もちろんTPOに則り、不要不急の外出は控えていますよ。念のため。

 

 そういえば学生の時分、私は時折、定期テストが近づくと別の用事を作って勉強をさぼったりしていました。急に思い立って部屋の掃除をするとか、そういうのです。目の前にあるやりたくないことから逃げるために、「やむをえない事情」をわざわざこしらえていたというわけです。こしらえた用事(其の実、たいした用事ではありません)の方はわりかしはかどりました。勉強に着手できない理由を真っ当に成立させたかったのでしょう。必死に言い訳をしているのとおんなじですね。どちらにしろテストは待ってくれないのに。

 

 そのようにしてのらくら生きてきた私ですが、このたびブログを始めることにしました。

 

 誰かに「ブログ開始の自粛」を求められたわけでも、「試験的なもの」が差し迫っているわけでもないのですが、今日日やたらと「おうち時間」というものがもてはやされるようになり、つい、です。

 

 「書きもの好き」と自己紹介を添えて記事を書いていたこともあり、そのときの名前を引っぱり出してみました。イチから始める空気感が欲しくて、vir.2的に少ーしだけ変えましたけどね。ふふ、どうせ付くならバツよりマルの方がいいでしょう?

 

 ともあれ、よろしくお願いします。